夜中につったふくらはぎが、翌日も翌々日も鈍く痛む。経験したことがある方なら分かる、あの違和感です。一過性のこむら返りで終わらず、痛みが数日続く場合、筋繊維の微小損傷が起きています。本記事では、原因と早く回復させる方法を解説します。
なぜつった後も痛みが残るのか
こむら返りは、筋肉が強制的に過剰収縮した状態です。瞬間的にかかる力が大きいため、筋繊維に小さな損傷が起こります。これは筋肉痛と同じメカニズムで、通常2〜3日でおさまります。しかし損傷が大きい場合や、繰り返している場合は1週間以上痛みが続くこともあります。
繰り返しつる人の共通点
つる回数が多い方には、次の特徴が共通しています。
- 水分・電解質(特にマグネシウム・カリウム)が不足している
- 夕方〜夜にむくみが強く、ふくらはぎが張っている
- 足首の柔軟性が落ちていて、つま先立ちで姿勢を保つ癖がある
- 冷え性で、就寝時にふくらはぎが冷えている
- 運動不足、または逆に運動の前後でケアが足りていない
つった直後の正しい対処
つっているときに無理に伸ばすと、損傷が広がります。まず力を抜き、ゆっくりつま先を自分の方向に引き寄せて、ふくらはぎを優しく伸ばしてください。痛みが治まった後は、温めるのではなく、その日は軽く冷やすか触らないのが基本です。翌日以降に温めて血流を戻していきます。
つった後の痛みを早く取るには
つった翌日からは、湯船にしっかり浸かって血流を促し、ふくらはぎを優しくマッサージしてください。強く揉むのは厳禁で、損傷を悪化させます。手のひら全体で円を描くように、痛気持ちいい程度の圧で十分です。水分とマグネシウム(豆腐・ナッツ・バナナなどに含まれる)を意識して摂ってください。
整体でできること
繰り返しつる方は、ふくらはぎ単体の問題ではなく、足首・骨盤・姿勢のバランスが崩れているケースがほとんどです。整体では、足首の可動域回復・骨盤の傾きの修正・歩き方のクセの再教育を組み合わせて、ふくらはぎへの負担そのものを減らしていきます。
受診を検討すべきサイン
次の場合は、整形外科や内科の受診を優先してください。
- 1週間以上、痛みや腫れが引かない
- ふくらはぎの一部が硬くしこりのようになっている
- 片足だけ明らかに腫れている(深部静脈血栓症の可能性)
- 頻繁につる、足の脱力感を伴う(電解質異常・神経疾患の可能性)
よくある質問
毎晩のようにつります。整体で改善しますか?
原因が姿勢・足首の使い方であれば改善します。ただし電解質や薬の影響でつっている場合は、内科での評価が先に必要です。
つった直後にストレッチしていいですか?
強い力で伸ばさず、ゆっくり優しく伸ばしてください。痛みが強いときは無理せず、まず力を抜くことが先です。
予防のために飲む水分は何がいいですか?
麦茶・スポーツドリンク(薄めたもの)・経口補水液が向いています。コーヒー・アルコールは利尿作用で逆効果になることがあります。


